Lyrics
花盛り照らす午後 歩く
「ここにしよう」と、ドアを開ける君
たちこめる 優しい香り
珈琲(グラス)片手に話す自分のこと
桜色のストールを
ほどく仕種が胸をゆるませる
君の声がするほうへ
霞んだ目を覚まして 歩きたいけど
半信半疑、動けない...まだ
子供のように貪欲に奪い取れたら
きっと この先の春も
降りそそぐ陽が君をいっそう輝らすだろう
苦味を覚えたばかりの僕に微笑む
キレイな女神を 眺めていた
淑やかに咲き誇る 並木道
すれ違う目から逃げる僕の手をひき寄せ
駆けだした
君のそばにいることで
取り巻く全てが消え去ればいいけど
季節が過ぎても 変わらない
見えない輩が花粉みたいに付きまとうんだ
ヒカリ浴びながら
揺れる花びらと君と見た空が繰り返すよ
苦い想い 続けるほど深く味わう
グラスのロゴよりも煌めいていた
優美な姿に 恋をした
Written by: 関 栄理哉