Featured In

Credits

AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
mementone
mementone
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
諸町 将貴
諸町 将貴
Komponist:in

Lyrics

どうでもいいことばっか
 代わり映えのしない日々の中
 曖昧な想像を小さじ一杯
 かき回す音を鳴らす
 あなたが入れたシナモンは
 少し分量多すぎるくらいで
 下手くそだなって笑いながら
 一口ずつ食べ進めた
 なんでもないことだって
 楽しそうに話すあなたの声
 無味無臭だった僕の記憶ほら
 鮮明に上書いてく
 あなたが好きなアップルティー
 糖分過多なくらい甘ったるくて
 少し薄めて振る舞ったら
 なんか違うって睨まれたんだっけ
 当たり前に続くと思っていた
 生温い橙の香りは行く先を知れず
 冷める前に今すぐ飲み干してしまえよ
 淹れるのも慣れてきたんだけど
 何百何千と集めた僕らの記憶を
 重ねて出来たものをなんて名付けよう
 君がかけた蜂蜜のくどい甘さが喉に刺さったままさ
 薄幸のミルフィーユ ひとかじり
 どうでもいいことだって
 掛け替えのないものになってた
 お下がりの言の葉で心一杯
 溢れ出る音が響く
 あなたが好きなアップルティー
 いつでも飲めるようにってちょっと
 買いすぎたその余りは
 毎朝飲むたび苦味が増してった
 当たり前を当たり前と思ってしまった
 温い橙の香りが濃く深く残る
 冷める前に今すぐ飲み干してしまえよ
 淹れるのも随分下手になったな
 何百何千と集めたあの日の記憶が
 空っぽになりそうだった 指をすり抜けて
 何の味もしなくなった抜け殻の朝が今日も来るけど
 薄幸のミルフィーユ ひとかじり
 何百何千と集めた僕らの記憶を
 どれだけ落としたのだろう 探せないまま
 冷め切った橙を捨てる気にもなれずに
 残り香が誘う
 感情の洪水は止められない
 何百何千と集めた僕らの記憶を
 重ねて出来たものをなんて名付けよう
 君がかけた蜂蜜のくどい甘さが喉に刺さったままさ
 薄幸のミルフィーユ ひとかじり
 何故かしょっぱいな
Written by: 諸町 将貴
instagramSharePathic_arrow_out