Paroles

君の影が揺れる ごごよじの防波堤
潮風がそっと過去をめくるように吹いた
「またね」って言葉の意味も 知らないまま笑ってた
今ならもう少しじょうずに嘘がつけたのに
戻れないことなんて わかってるのに
遠ざかる背中に まだ手を伸ばしてる
青に溶けてく 青に溶けてく
君がいた夏が
波のように僕を 何度もさらっていく
どんなに叫んでも 届かないなら
せめてこのまま 鮮やかなままで
あの頃の僕らは 何も失くさないと思ってた
傷つけることすら きっと愛だと信じてた
夕暮れに伸びた影が 短くなるたび
心はどこへ向かえばいいの?
忘れたいことほど くっきり残るのはなぜ?
思い出が痛いくらい 鮮やかすぎるよ
青に溶けてく 青に溶けてく
君がいた夏が
心の隙間を 何度も埋めてくれる
時間に流され 忘れてしまうなら
せめてこの手で ぎゅっと掴んでいたい
君がいない夏の空は
どうして こんなにも青いの?
青に溶けてく 青に溶けてく
君がいた夏が
波のように僕を 何度もさらっていく
どんなに叫んでも 届かないなら
せめてこのまま 夢の中で会えたら
Written by: 天河美月
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