Paroles

無理して笑うのも そろそろ疲れた
カーテンを閉めた部屋で
誰にも見せない涙をこぼす
うまくいかないことばかり
飲み込んで 飲み込んで
苦くなった心を
今夜だけは 解放していいよ
誰にもわからない痛みを
誰かに分かってほしかった
でも、それができない夜なら
せめて、自分にだけ許すんだ
泣かない日のために、今日泣いておく
崩れた心も いつかのために
こぼした涙が 地面を打つ音を
未来の自分が覚えていられるように
もう泣かなくていい日が来るなら
その日のために
今日ぐらいは、全部 流してしまおう
上手に生きることより
不器用なままでも 生き抜くこと
それだけで、十分だったんだ
そんな当たり前に 気づけなかった
ため息の代わりに 涙を
言い訳の代わりに 震える声を
今夜は誰も責めない
自分を許す夜にしよう
「大丈夫」なんて言わなくていい
「頑張れ」もいらない
ただ静かに流れていく
心のままに
泣かない日のために、今日泣いておく
破れた夢も 置き忘れた希望も
もう一度、拾えるように
この涙に 名前をつけないで
明日がまた苦しくても
今日流したぶんだけ
ほんの少し、息ができる気がするから
誰かに見せるためじゃない
誰かに認めてもらうためじゃない
ただ、自分だけのために
流す涙があっていい
泣かない日のために、今日泣いておく
笑顔じゃ埋められない夜を超えて
震える心も、ぐしゃぐしゃな顔も
全部、未来に置いていこう
泣き終わったら、
また歩き出せるから
泣かない日のために
今日ぐらいは
自分にやさしくしてもいい
Written by: 天河美月
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