Crédits
AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
天河美月
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
天河美月
Komponist:in
Paroles
朝しかない街で
みんな笑っていた
眠れない世界に
疲れた空が浮かんでた
誰も気づかないまま
夜は絶滅したけれど
小さな手に残った
最後の闇を抱きしめた
ひとりぼっちでも 怖くなかった
だって 夜は 友達だったから
夜を集める少女
壊れた時計の針をかき集めて
星になり損ねた欠片たちを
そっとカバンに詰め込んでく
誰にも気づかれなくてもいい
誰にも祝福されなくてもいい
ただ、夜を取り戻すために
少女は 世界を旅してる
路地裏の黒い水たまり
古い本屋の忘れられた影
寂しさを隠した窓辺の猫
全部 少しずつ拾い上げた
夜を失くした人たちは
夢も見られずに 笑ってた
でも少女は知ってた
夜こそが 希望の種だったって
夜を集める少女
剥がれたポスターの裏の静寂も
誰にも見えない叫び声も
そっとカバンに詰め込んでく
失くしたものの温度を
心で抱きしめながら
ただ、夜を取り戻すために
少女は 世界を歩いてる
いつかまた 世界に夜が戻ったら
静かな泣き声も、ささやかな祈りも
ちゃんと抱きしめられる場所に
戻ると信じて
夜を集める少女
一番小さな星を胸にしまって
誰にも見えない未来のために
今日もひとりで歩いてる
暗闇を恐れない誰かのために
眠れない誰かを包むために
少女は 夜を編んでる
この広い、明るすぎる世界で
夜を失くした世界で
たったひとり、
少女は 夜を守ってる
Written by: 天河美月