Paroles

いつからか頭の中にいた
あの頃もたしかポカポカ陽気
春の日 桜並木 似合う
肩に花びらひとひらちらつく
登下校 必要以上に
周りキョロキョロ
いないかな あの子
クラス違うから
そこで会えなけりゃ
その日一日は もう何だかな
休み時間の廊下
下敷きで顔あおいでるある日
髪型 ロングからショート
一瞬 止まっちまった心臓
「夏になると暑くなるから」って
そんな単純な理由もさながら
愛しさを増す 噂増える ますます
男子たちのくだらん 戯言
勉強もできる スポーツもできる
友達も多い 容姿端麗
自分がかなうものなんて
何一つないからね
自分なんかが・・・
とか思っちゃったりして
来年になれば離れ離れになる
到底手の届かないとこに行っちまう
そこで彼氏とかできちゃったりして
とか 余計な事もやもや
秋の夜長
凍えるような冬になって
何もしないままの 3か月後
卒業式の日 クラス会に
現れたあの子 別のクラスなのに
名前を呼ぶ 僕の名を
渡された手紙 連絡先
そっけない「ありがとう」しか
言えなかった
恥ずかしくて すぐに背を向けた
あの頃の僕は四六時中
頭の中にあの子がいる
思春期のきな臭いを漂わせる
あの子といた 春夏秋冬
どうやったって戻れやしない過去
おかげであの子は 今どこ
頑なに握ってた
クソみたいなプライド
捨ててればもしかしたら
今もあの子と
春夏秋冬
Written by: 怪傑えいちゃんねる
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