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うなる北風よそに
暖房にそよぐ乾いたまつ毛
浴室の窓少し開けて
逃げてく肌のほてり
冷えた頬をさすり
湯船につけて血が巡りだす
雪の露天がすこし香る
雫滴る静寂
浅き夢を見し目を閉じて沈む
今日あったいいこと溶かした湯船の中
タイルの上に残る
洗い流したはずの記憶
蘇るとき牙を剥くのは
恥ずべき、ヒトの渇き
冬を生きてた頃
つい2時間前の人混みの中
乾いた空気を漂っていたのは
肌寄せ合う人の幸せ
浅き夢を見し目を閉じて沈む
今日あったいいこと溶かした湯船の中
冷たい空気を喰む
満ち足りている体は熱く
濁った湯船香り高く
酔いもせぬ頬は赤く
Written by: 石田想太朗
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