灯―ともしび―

あなたの見せる悲しそうな瞳

その奥に　私はもういないの？

無言で交わすさよならのサイン

胸の奥が　張り裂けそうで

当たり前に　手を繋いでた日々

今じゃ触れることも怖くなる

こぼれた涙　見ないフリして

平気なふりが　一番苦しい

愛の灯が消えそうな夜に

あなたの手を強く握った

伝えたい言葉は溢れるのに

声にならなくて　空に溶けた

ねぇ　もう一度だけ笑って

もう一度だけ　あの頃みたいに

抱きしめてほしい　夢の中でもいい

この気持ちだけは　消えないから

写真の中　並んだ笑顔が

まるで他人みたいで苦しい

どこで何を間違えたのかな

答えはいつも　曖昧なまま

二人で見た　きらめく星空

願いかけた　あの日に戻れたらと

離れてく心に叫んでも

響かないのは　もう知ってる

愛の灯が消えそうな夜に

最後の願いをかけた

忘れたいのに　忘れられない

名前を呼ぶたび　涙になる（なる）

ねぇ　どうしてこんなに苦しいの

どうしてあなたじゃなきゃダメなの

壊れるほどに　愛していたのに

あなたは　もういない

街灯が滲む　深夜0時

置き去りの温もりが胸騒ぎ

「ごめんね」すら言えないまま

逃げるように離れていった背中

強がりで隠した感情の裏

本当は今もあなたが好き

過去になんてできない記憶

心の奥でずっと叫んでる

（Can you hear me now? Can you feel my love?）

私の声に　気づいて…ねぇ

愛の灯が消えそうな夜に

それでもあなたを想ってる

手を伸ばしても届かなくて

夢の中でさえ　泣いてしまう

ねぇ　今でも好きだよ

今でもあなたを想ってる

終わったはずのこの恋だけど

私の中では　終わってない

夢の中でさえ　泣いてしまう

ねぇ　今でも好きだよ

今でもあなたを想ってる

終わったはずのこの恋だけど

私の中では　終わってない

あなたの瞳　最後に見た光

まだ胸の奥　揺れているの

消えかけた　その灯を抱いて

私は今日も　歩いていく