Lyrics

アイロンをかけたばかりの
シャツに袖を通し
いつもよりは少しだけ
マシな気分のスタート
ドアを開けて歩き出した
でこぼこの濡れた道に
ちぎれ雲を映し出した
楕円形の水たまり
エンジンをかけてラジオから
どこまでも無反省なミュージック
ミュージック
駆け抜けたグラウンドで
汗すら置き去りにしてきた日々が
追いかけてくる時間すら
振りほどいて走り抜けた日々が
よみがえる手に負えない疾走感
信号待ちで焦らされた
最前列の赤い車
しくじった見切り発車で
恥ずかしげな佇まい
踏み切りを通り過ぎたら
海沿いの長い道路
広がった空の向こうへ
アクセルを強く踏み込む
窓を開けて大音量で
あくまでも無反省なミュージック
ミュージック
ささやかな不幸せに
目を奪われて進めない今を
まだ来ない未来の影に
怯えながら震えている今を
笑い飛ばす手に負えない疾走感
この場所でこの瞬間に
束の間の無反省なミュージック
ミュージック
駆け抜けたグラウンドで
汗すら置き去りにしてきた日々が
追いかけてくる時間すら
振りほどいて走り抜けた日々が
よみがえる手に負えない疾走感
ささやかな不幸せに
目を奪われて進めない今を
まだ来ない未来の影に
怯えながら震えている今を
笑い飛ばす手に負えない疾走感
Written by: 谷山俊介
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