Sweet

やさしいな 涙目になる 嬉しいな ありがとう

グッと堪えた僕の手はいつの間にか 開いてた

抱えてた重たい荷物 あともう少しの我慢

僕は今安らぎが待ってる あの家へ

夕焼けも 窓から煙る 焼き魚の香りも

季節外れの鯉のぼりも 電車が横切るタイミングも

やさしい やさしい やさしい

やさしい やさしい

悲しいな 涙が出る タイミングはつかめない

ついさっきまでへっちゃらだったのに

怒られて下向き加減の帰り道もある

君の優しい言葉も通り過ぎるだけ

夕暮れも 手を繋ぎ歩く 親子の背中も

灯り始めた 街灯も それに集まる虫たちも

やさしい やさしい やさしい

やさしい やさしい

僕は今やさしさを待って、家路に着く途中