ハードワーカー

気になる看板を華麗にスルーして また一日が始まる

駅へと向かう人波の分だけ 仕事と事情がある

ああ 鞄に詰め込んだ強さ優しさは 現場で使いきって対価に換わる

夜中眠って 朝に備えて 気付けば毎日綱渡りなんです

働いて働いて人のため なるべくあなたを想ってるけど

駆け足で陽はまた昇るとは言え 一日が長けりゃなお辛い

働いて働いて薄れてく いつか話してた夢の姿

描き足すのは次のまた次の休みかな 身体に聞いてみる

季節を服装でしか感じられない 四季折々は何処へ

あいつもついにお嫁さんもらうって 顔出したいけど

働いて働いてなんのため キャリアは地道に重ねたけど

吊り革の広告に責められて 溜め息が混じる帰り道

ああ 数あるわけじゃない思い出による 戒めの飾りも景色と化してく

テレビや啓発書が言ってるよりも 幸せの在り方ってちょっと複雑

働いて働いて誰のため こんなにあなたを想ってるから

今はまだ昨日の繰り返しでも 戒めの飾りにキスをして

働いて働いて見失う 一番近くて大事なもの

その笑顔を守るためだけに いざ今日も闘うよ そうずっと

働いてこう Have a nice work days