Songteksten

少し進んで戻って ひと針ひと針進んで
南三陸のミシンは 今日も音を奏でている
朝焼け色の端切れを 夕暮れの糸でつなげば
日めくりの言葉のように いつも違う答えが見える
東北の街では ミシンの音に乗せて
おかあさんの手から 生まれる明日がある
辛い時はいつも思い出して
「あんだもがんばっぺし!」
見えない糸でつながってるから
週末は声を掛けて 持ち寄ったミシン囲んで
大事なレコードのように そっと針を落としていく
手を休めてお茶っ子して 肩をトントンと叩いて
時間のことなど忘れて このときをずっといつまでも覚えている
雪解けの街から ミシンの音に乗せて
おかあさんたちから 届けたい言葉は
いつも想ってくれてありがとう
「あんだもがんばっぺし!」
糸をたぐればいつか会えるから
Written by: 青木慶則
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