Misoshiru Straw

ホテルに連れ込み　夜が明けて朝

自分の彼女の顔面見てアセる僕　気味悪く化粧が落ちて

チェックアウトするまでに彼女は　自分のお顔にぬり絵して変身してく

誰なのかわからなくなるまで　歌舞伎役者並みに

「ねえ　なんで缶ジュース　ストローで飲むの？」と彼女に聞けば

「口紅が落ちるの防ぐためよ　水滴がうぶ毛に付いてヒゲになるのよ」

「それは牛乳だけだよ」とツッコんでやりたいよ　マイハニー

その前に気になる事がある　まつげが取れかけてるよ

お昼になってお腹が空いてきた

今日は和食にしましょうと二人で決めて　トンカツ定食ふたつ

アツアツのみそ汁が付いてる　僕の彼女はそいつを見て

ここぞとばかりにカバンから何を出すのかと思えばマイストロー

ねえ　ちょっと　みそ汁ストローで飲んでて熱くないの？

それはやりすぎじゃないのか？　見ててすごくマズそうだよ

ワカメがストローに詰まっても　アセらず息を吹き込み取り出す

君は顔だけを気にしすぎ　その姿は気にしないね

例えばマラソン選手が　どぎつい化粧でスタート切れば

汗で流されて　ゴールは別の人

手料理作りたい時に　涙で化粧が落ちるの恐れ

タマネギ使えない　うつぶせなんて夢の夢

化粧のしすぎで　女性はきっと損してる

生麦　生米　生麦　生米　生麦　生卵　すもももももももものうち

化粧のしすぎは　みそ汁ストローで飲むハメになる

坊主が屏風に　坊主が屏風に　坊主が上手に　坊主が坊主の絵を描いた