Kaijin Analog Human

コンビニは24時間営業 ファーストフードはドライブスルー

効率という口実でコミュニケーションをスルー

お腹が空いたもんで券売機とお喋りする

そこに温もりの通った言葉などはない

いつでもそばにあるMac いつでもそばにあるロジック

“いつでもある”が“いつでも大丈夫”に変わる このニュアンスわかる？

わかる？ねぇ わかってくれる？

テレビはワンセグになった 小説は電子書籍になった

デスクトップはノートになって あらゆる液晶は薄型になった

いつでも欲しい物は手に入る 情報なら検索をクリック

本当に便利な時代だ

インスタ LINE Twitter FacebookなどのSNS

I MY ME MINE YOU AND I その活用術は無限大

ここまで来たらもう戻れないよ 生活の水準は下げられないよ

そんなことわかってたはずなのに

話題のお店の甘いスイーツ 食べるのが勿体ないくらいの

デコレートに手間暇かけたチョコレートケーキにカメラを向ける君

ねぇもうちょっと話をしようよ 今日は君との久々のデート

本当に何ヶ月ぶりだろうか

タワーはスカイツリーになった アナログはデジタルへと移行した

僕は怪人アナログ人間です 笑ってもらえないなら笑えないね

あらゆる機器は小型化していった

ところがどうだろう 僕の欲望は肥大するばかり

テレビはワンセグになった 小説は電子書籍になった

デスクトップはノートになって あらゆる液晶は薄型になった

いつでも欲しい物は手に入る 情報なら検索をクリック

本当に便利な時代だ

何かを見失いそうなそんな便利な時代だ