Karappo

からっぽ からっぽ からっぽなはずなのに

どうして なみだが とまらないんだろう

息を切らして ふと立ち止まる

こんなに毎日頑張っているけど

振り返ってみても

なんにも見えなくて

多くのひかりを抱えていたはずなのに

目を擦ってみても 未来でさえ滲む

からっぽ からっぽ わたしはからっぽ

なにも残ってないし なにもつまってない

からっぽ からっぽ からっぽなはずなのに

どうして なみだが とまらないんだろう

「ああ なんにもないや」

ぽろりとでた言葉

「そんなわけないだろう」って

笑うせかい

一緒にふざけてた あのころの仲間たちも

急にしゃんとして 立派になっちゃって

からっぽ からっぽ わたしはからっぽ

なにも残ってないし なにもつまってない

からっぽ からっぽ からっぽなはずなのに

どうして なみだが とまらないんだろう

ねえおつきさま こんなところ見ないでよ

あんまりにも かっこわるい

からっぽ からっぽ わたしはからっぽ

なにも残ってないし なにもつまってない

からっぽ からっぽ からっぽなんだけれど

まあこのままでもいいか なんて思って

からっぽ からっぽ わたしはからっぽ

なにも残ってないし なにもつまってない

でも うたって わらって たくさんないて

ああ わたしもちゃんと いきているんだな

きょうも いちにち ありがとう