Lyrics

別れの言葉が飛ぶ
風がひとつふたつ吹く
凍えた声は笑っている
白い息は澄んで夜空へ昇る
描いた心じゃ響かなくて
ハリボテの体じゃ動かなくて
離れた時間が霞になってゆく
選んだ全てが正しくないって
君が離れていく迄に僕は
落ちる
雫が一粒頬を滑る
なぜ君が泣くんだ
ほら月が綺麗だと笑っていたくせに
夕闇が一粒目を奪っていく
私は全てを愛していたのに
哀を残して君は征く
風がひとつ強く吹く
震えた声で喉が渇く
透明になって見えなくなる
流れ着く先は月の何処か
アポロ11号はもう去った
静かの海か月面の裏側か
飲み込まれそうな青があった
この中に貴方の命が見えた
気がした
雫が一粒袖を濡らす
言葉で声を詰まらせて
胸が張り裂けてしまいそうなのに
涙が一粒土へ還る
一筋の月光が君の所へ導くように
2人を結んで離さないように
結えた心を離さないままで
ゆっくりゆっくりゆっくり溶けていく
風で匂いが移ろうように
2人の手と手が触れ合うように
月光の雫の夢を見ていた
渇いた喉を潤すように
鈴虫の声へ聞き入るように
また出会える日の夢を見ていました
Written by: たけ
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