Lyrics

ベランダから振る手を
電線から眺めているのは
どうして懐かしいのか
神様は教えてくれない
ゆっくりと落ちていく
体は糸の切れた人形みたい
アスファルトの上で空を仰いで
誰かと目が合う
歪んで 剥がれた
記憶は綺麗だね
貴方の手の中
傷付いた羽根では
まだ飛べないから
飛び方を忘れてしまえば
代わりに何か思い出せるかな
水槽に落ちた月
心はきっと底にあると思う
掴んで 離した
その手を探している
潜り込んで 見付けた
貴方の心に届かないまま
いつか眺めた横顔に
触れる手を止めてしまった事
一瞬を永遠と錯覚して
時間よ止まれと願っていた
浮かんで 剥がれた
記憶は綺麗だね
貴方の手の中 傷付いた羽根でも
「私きっと、上手に
飛び上がってみせるわ」
温もりの中から 抜け出して呟く
「生まれ変われたら
巡り会えますように」
願って生きるから
その手を振って
泣かないで
鳴かないで
Written by: fuzzy apple store, 佐伯翔太
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