Lyrics
街外れのレストラン
テーブルのナプキンで
あなたは大きな手で
小さなゆりの花を
折ってくれたよね
目尻にシワを寄せた笑顔
恥ずかしくて
何も言わずに
僕はそれを
くしゃくしゃに丸めて
ポケットにしまった
今あなたはいないけど
もう一度あの頃のように
ゆりの花を折ってくれませんか
あなたの笑顔に
ただ逢いたくて
あなたに言えなかった
「ごめんね。」
あなたに言えなかった
「ありがとう。」
伝えられなかった
言葉の代わりに
僕はゆりの花を
咲かせます
あなたは見知らぬ子どもにも
ゆりの花を折っていたよね
あなたの大きな背中をこえて
小さな笑顔が眩しかった
誰かのために生きる
あの頃のあなたのように
ゆりの花を折ってみました
いのちのバトンを
受けとって
あなたが生きていたら
僕に何を言ってくれますか?
あなたが命をかけて
教えてくれたように
誰かのために
ゆりの花を
咲かせます
いつになれば
ゆりの花を
あなたのように
折れるかな…
Written by: 若菜 健介