Lyrics
最終電車に乗って
終点に着いた頃
深夜0時をまわってた
もうバスはないからさ
歩くしかないな
街の明かりから目を逸らして
背景にぼかしをかけた
イヤホンのボリューム上げて
ポケットに手を隠した
それでも聞きたくないことは
目に入ってしまうもので
忘れてしまいたいことは
鮮明に残るもので
点滅信号で立ち止まる
ふと空が視界に入った
星もない月もない
夜空が広がっていたんだ
その空にその空に
僕は目を奪われた
だんだん街灯が少なくなって
かすかに聞こえるのは
ナイロンジャケットが擦れる音
革靴がきしむ音だけだ
音が消えるほどに
窮屈な思いが溢れて
吐き出したいけれど
涙に変わるはずもなくて
何かに憧れて
そっとしまって
振り返っても
何も残ってなかった
分かんない振りして
分かんなくなって
星もない月もない
夜空に星々が一つ二つと
一つ二つと
星もない月もない
夜空に輝いていたんだ
その空にその星に
僕は目を奪われた
Written by: Sakai, シンダサカナノメ