Mimicry

あいも変わらず今日も 日が昇り街が鼓動し始める朝

待ったなしで僕の元に日常が迎えにやって来る

今日も鏡の前で本当の自分を隠して世の中に馴染む為

よそ行きの皮を被って笑顔を作って街へと繰り出すんだ

繰り出すんだ

右向け右と言えばみんな右向く世の中の中で

本音喋ってしまえば 世間は僕を白い目で見るから

誰も傷つける事のない当たり障りのない言葉と態度で

何処にも角を立てないように上手に上手く暮らして行かなくちゃ

そんな風に誰かの顔色ばかりを伺って 本音を胸の奥に閉じ込めていたら

いつの間にか本当の自分の心さえも わからなくなってしまったんだ

本当の僕は何処にいる？

早く普通のふりしなきゃ、普通の人に擬態しなきゃ

この歪な心抱えて 生きるのは少々苦しい

だから普通の夢語って、普通の暮らしに憧れて

あれ？でも何でかな胸がこんなにも切なくて虚しいのは

あれもダメこれもダメそれもダメというばっかのアッパラパーばっか

コンプライアンスと言う名の偽善を振りかざしている奴らばっかだ

揚げ足取りばかりが蔓延り自由に思い通りに主義主張も出来ぬような世の中の中で

僕は僕を演じているけど

きっとみんな悪くはない、そして誰もみんな間違ってない

でも何が正解かはわからない、だから協調性もって生きてこう

そうやってどんどん回り狂ってく世界に振り落とされぬ様に

本当の気持ちを押し潰して 目に見えるモノだけにしがみついた

だけどそれは間違ってた 清々しい程に間違ってた

自分に嘘をつき続けて 気がつかぬ内に自分で自分を

傷つけて否定してた本当の気持ちに蓋をして逃げ続けて

誰かに言われるがままに流され続けていつの間にか

失くしてしまった僕を僕は 取り戻せる日をずっと夢見てる

早く普通のふりしなきゃ、普通の人に擬態しなきゃ

なんて考える事は、もうやめた　もうやめた

早く普通の皮破って 早くそこから抜け出して

自分につく嘘やめて 恐れる事は何もないよ

ありのままの僕でいいんだ、間違いだらけの僕でいいんだ

自分を愛してもいいんだ 歪な心のままに

愛しても　良いんだよ

生きてみても　良いんだよ　良いんだよ