Lyrics

[Verse 1]
街の風にかじかんだ手 固まった価値観
「確かめたい」と出て行ってがどうだった旅は?
探してきた目的やら悟りやら自分は
まぁ抱え込んだ荷物置いてそこに座りな
誰しもがいつか出会う自分だけの景色は
街や旅や音や映画 それが名場面だ
おれはノート上 西日が差す部屋の片隅
ちょうど今お前が座ってる椅子の上
[Verse 2]
必要なものならば照らす光だった
必要なものならばずっとそこにあった
人生を作品として描くときに
必要な紙や絵の具やらは片時も側にあった
どこも机上なんだ 空論にペンを走らせ
いらなくなった煙草燻らせ滲む導火線
朱に交われば何色の空?
見てきたと言うが
それは聞くだけ無駄さ 旅人の法螺
[Verse 3]
とりあえずその面洗ってみてみなよ、ほら
汚れ落ちて我に返り晴れていく靄
それが探してきたお前ならば見たからもう用無い
付け合わせのパセリやら蛇の足のようだ
帰りしなにフッと月を見てみなよ、ほら
風も止んで雲のふちから晴れていく空
今日の月に名はないがそれがあれに違いない
そのときにもう一度生まれてきたことを祝いたい
[Verse 4]
旅の終わりに見た夜空
この赤い窓の隙間
帰り道のビルの合間
同じ月を見ている
果てしない距離を越えて
またとない今を添えて
何気ない宇宙の隅で
同じ月をそう だから
必要なものならばその光だった
一度は失う そう思うときもある
だけど必要なものならばずっとそこにあった
何が為生きるか知る部屋の溜息
[Verse 5]
宇宙の雄叫び 部屋の溜息
宇宙の雄叫び 部屋の溜息
宇宙の雄叫び 部屋の溜息
懲りずまたmake it
Written by: SIGEMARU
instagramSharePathic_arrow_out