Songteksten

[Verse 1]
もう10年以上前の汗が染み込んだ古いグローブの
中で汗をかいた手のひらが何か掴もうとしているんだ
市営グラウンドの駐車場の壁に思い切り投げつけた
ボールはまるで行き場所のない情熱の塊のように
[Verse 2]
跳ね返り 跳ね返り 跳ね返り
転がって 転がって 転がって また戻って来る
[Verse 3]
あの寝転がった草の匂い あの滑り込んだ土の匂い
息を飲み込んだ一瞬の静寂 見上げた空の色
あの青春の輝きが この頃は憎たらしかった
信じることから だから逃げながら
[Verse 4]
夕暮れ時と日曜日はボールの音が響き渡る
汚れた壁はいくつもの破れた夢と悲しみの跡
ひたすら壁にぶつけては ひたすらそれを受け止める
Oh, ah もう一度 もう一度 夢が欲しい
[Verse 5]
終電車の窓に映る 自分の顔を眺めてた
坂道の途中で立ち止まり 君が待つ部屋の明かり見つめた
ゲームセットのその前に スリーアウトのその前に
もう一度確かめてみたい もう一度あの壁に向き合って
[Verse 6]
抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて
受け止めて 受け止めて 受け止めて 取り戻してみたい
[Verse 7]
あの土砂降りの雨の匂い 君を抱きしめた髪の匂い
息を止めて全身で感じた 飛び出しそうな鼓動
あの青春の輝きに追いつけなくて苦しかった
見つめることから だから逃げながら
[Verse 8]
ずっと ずっと ずっと前に 忘れかけていたスピードで
鼓動がリズムを刻み出す まだやれる間に合うかもしれない
[Verse 9]
まだ間に合うかもしれない まだ間に合うかもしれない
グローブの中で汗ばんだ手が 今 何か掴もうとしている
[Verse 10]
Oh, ah もう一度 もう一度 夢が欲しい
[Verse 11]
この街のどこかに今もあの日の夢が眠らせてある
暗闇の向こう側から少年の目が僕を見つめている
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