ふわりとなり

ふわり飛ぶ風に乗って　君のとなりへ

そんなこと考えているんだ　割と本気で

さしあたりこんな風に青空の日には

偶然なんてもんを　期待して出かけてみようかな

ラブソングなんてもんを　歌う気はないぜ

「恥ずかしいんでしょ？」って　からかわれるのがオチさ

いかんせんずっと僕の頭の中には

君が住みついて　引っ越す気配すらないや

正直な言葉はちょっと隠しといて

また今日も　ふくれたほっぺた見て笑いたいなぁ

ふわふわり　空を舞う声が聴きたくなって

自然と僕は急ぎ足

君といたってどうせ　いつもの感じで

くだらない事言って　バカにしてされての繰り返し

しかしまぁそんな風にいられる時間が

相当恋しくって苦しくってとか言って

ちょっとしたことで言い合いになったとしても

胸ん中のもの全部吐き出したら　ほらまた手をつなごう さぁ

ふわふわり　光に揺れている柔らかいカーブに

もっと触れていたいんだ

幸せにしてやるだとか　俺についてこいだとか

かっこいいことは何も　言える気はしないけど

一緒にとなりで笑って　二人して白髪増やして

縁側でお茶でも飲んで　スーパーで買い物をして

二人で並んで歩いて　たまには手とかつないじゃって

一緒に笑っていたいな　となりで笑っていたいな

ラブソングなんてもんを　歌う気はないぜ

「恥ずかしいんでしょ？」って　からかわれるのがオチさ

だけどいつか少しだけ　気が向いたときは

想いが届くように　歌ってみるよ

君のとなりで