Songteksten
[Verse 1]
雨曝し裸足で駆け出した案山子
見掛け倒し恥晒し たとて証
逃げ腰もやむなし
悔いなしは無し
堕罪の轍は まるで祟
[Verse 2]
傷んだアスファルトの隙間の
淀みの濁流の中の案山子
化かしばっかしはかなり悲しい
しかしさらけた僕は無価値
不可思議不確かって何の足し?
愛なんてさ結局は付加価値
心無い僕には寄り付かない
貴方には似ても似つかない
[Verse 3]
藁の手で触れた花は
ささくれが刺さって散った
肩の上止まった鳥は
笠の下で雨宿る
[Verse 4]
ガラスの目
擦れた柄
解れた根
僕は誰?
[Chorus]
紛い暴いた朝が僕を裁いた
見え透いた嘘なんて全部くそだ
煩いな指図なんてすんな
お前の善意なんて願い下げだ
雨 霰 から千の茜
ただ食んで 儚ねぇ 儚ねぇ 命だ
[Verse 5]
飽きては差した昼日中の陽
乱反射と散るは僕の旅路
相変わらず四肢は人の写し
水面に映る褪せゆる名無し
[Verse 6]
昔話をしたって陳腐だし
この憂鬱も僕らしさの相槌
なら身を焼くほどの悲しみも
通り雨と呼べばまだマシだろ
[Verse 7]
哀れな足音だけが
離れた点に線を描いた
道すがら縋った物が
滲むままの僕の核だ
[Verse 8]
鳥居の背
徒然
その一方で
伸ばした手
[Chorus]
淡い嵐立ち明かし絶え間ないな
ばらけ散る肌に脈打った刹那
今更な言葉は口にすんな
まっさらな僕なんて僕じゃないや
明日が晴れたらなんて馬鹿言え
今なんだ 足掻け 足掻け 未来は
[Bridge]
伝わんないや虚仮威しじゃもう
意味も無いよな
名は体を指すならいらんよ
君が見た僕でいい その僕がいい
一人ただ立ち尽くした案山子が
燃えゆく体で描いた未来は
悪くても ただ悪くても
これが僕なんだよ
[Chorus]
名誉も不名誉も全て僕のせいにして
言葉なんていらないから
君の中に咲いていたいだけなんだ
情実的な夜も花って
影打つ度成すこの身だって
分かった風に 笑え 笑え 僕らは
[Outro]
さんざめいた 畦に蜃気楼
僕らは
陰影めくも この万世
さんざめいた 畦に蜃気楼
陰影めくも この万世
[Outro]
陰影めくも この万世
Written by: タイラトシユキ