2人のサンタクロース

今宵もこの季節が来たね

緑と赤で飾られた街と流れてくるBGM

今宵もベルが鳴り響いて

光の粒でライトアップされた木々達が始まりを告げる

懐かしいな眠りにつく前に

机の上に手紙とビスケットを置いては

寝たふりして待ってた どんな顔してるのかを

聖なる夜には思い出すんだ

あなたがくれた幾千の愛を

あなたがくれた無数の優しさを

その数えきれない想いで溢れた涙をそっとプレゼントに包むよ

なによりも 大切だから

僕にもなれるかな サンタクロースに

今年は少し肌寒くなって

いつもと違う街や風景それに慣れてしまうのかな

戻りたいな朝起きると兄弟達を

揺すり起こして枕元にある袋を

待てずにすぐ開けては

自慢しに行くんだ

聖なる夜には思い出すんだ

あなたが駄目と怒ってくれた事

あなたが信じて背中を押してくれた事

その数えきれない想いで流れた涙をそっとプレゼントに包むよ

零れぬよ 溢れないように

僕にもなれるかな サンタクロースに

聖なる夜には思い出すんだ

あなたがくれた数千の感情

あなたに与えた苦痛の多さを

その数えきれない想いで溢れた涙をそっとプレゼントに包むよ

なによりも 大切だから

僕でもなれるかな

好きな人を見れるこの目を

好きな音楽をきけるこの耳を

好きな事を伝えれるこの声をその声を

そんなあたりまえじゃない物を贈ってくれた僕のサンタだから

僕からも眠りにつく前に今夜だけの讃美歌を歌わせてよ

いつもありがとう メリークリスマス