ケルプの森

どうして君はここで 私を見て微笑ってるの

ずっと逢いたかった こんな風に偶然にね

どこが そんなに可笑しいの

私変わったかな

夕べ夢を見たんだ

まさか逢えるなんて

深い深い記憶の森 君とふたり泳いでゆく

甘いくちづけの代わりに 君はそっと囁く

あの日とオンナジ 目をして

やがて街は息を返す様に ざわめいてく

まるで魔法みたい 君の笑顔ほどけてゆく

急に切なくなるの

何も変わってない

ここで あの日のふたり

少し出逢っただけ

深い深い記憶の森 君とふたり泳いでゆく

甘いくちづけの代わりに 君はそっと手を振る

なんにも なんにも言わずに