珈琲を淹れる

珈琲を淹れる

珈琲を淹れる 少し遅い朝

君はベッドの中 小さな寝息

ゆっくり豆を挽けば

ドリップポット

かたり かたり 湯気が立つ

珈琲を淹れる 君を起こさないように

フィルターの中の豆 少し蒸らせば

深い香り 部屋を漂って

そっと そっと 包み込む

時は たおやかに 滲んで落ちて

ぽとり ぽとり 少しずつ

カップに 満ちてゆく

Muu.. 満ちてゆく

珈琲を淹れる

君と迎える朝のひととき