Topsongs van 徒然なる操り霧幻庵
Credits
AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
徒然なる操り霧幻庵
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
Takamitsu Ono
Komponist:in
磯谷佳江
Texte
Songteksten
仄かに薫る宵の 淡雪は羽が如く
ふわふわり 空を舞い 闇にそつと溶けてゆく
逢ひたいと願ふ夜は 長き髪を結上げて
恋しき人のくれた 簪を差して 頬紅を差す
夢明かりを辿るように 貴方の許へ往けたら...
かの日のままに溢るる 愛ほしき想いは蝶になって
ただ一度きり 熱く烈しい恋をした証のように
ひらひらひらと 現世に舞ふ 契りの調べ
たとえ二度とは逢へぬとしても 鮮やかに詠いましょう
繚乱の夢を漂ふ恋唄を
微かにけぶる あれは幽世との境目か
沙羅双樹の向こうに 佇むのはまほろばか
逢ひたいと詠む文は 時を経ていつの日にか
詠み人知らずとなり されどその熱は宿ったまま
遠き先の世へ詠い継がれてゆくと云ふなら...
かの日の永久のほとりで この身千切れてなお飛び続ける
あゝ狂ほしき 祈り吹雪よ 命尽き果てる時まで
はらはらはらと 雪白に舞ふ 恋詠ノ蝶
喜び 憂い 怒り 哀しみ 全てが儚くとも
尽きない言の葉に乗せて恋唄を
したためた乙女の誓ひは固く 甘やかな呪いのよう
蝶結びの帯を解けるのは ただ一人...
夢明かりを辿るように 貴方の許へ往きたい
かの日のままに溢るる 愛ほしき想いは蝶になって
ただ一度きり 熱く烈しい恋をした証のように
ひらひらひらと 現世に舞ふ 契りの調べ
あゝ狂ほしき 祈り吹雪よ 命尽き果てる時まで
はらはらはらと 雪白に舞ふ 恋詠ノ蝶
たとえ二度とは逢へぬとしても 鮮やかに詠いましょう
繚乱の夢を漂ふ恋唄を
Written by: Takamitsu Ono, 磯谷佳江