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AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
なの小夕子
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
なの小夕子
Texte
Songteksten
この世に生を受けてからたった何十年
空が青かった事だってあった
地震が来たって テロがおきたって
私はちゃんと生きてきた
愛だの恋だの 結婚だの
お前を一生愛してるなんて
つまらん歌が蔓延って
私は何の誰の為歌っているんだろ
歌舞伎町の汚いビルで
誰かが飛び降りようとしたんだって
それが誰かって事は
わたしにはわからないんだけどね
きっと天使だって事だけは間違いないんだ
だって飛び降りたって
地上じゃ羽はもがれてるんだから
交差点の真ん中で何度も銃を乱射した
世間や人のせいじゃない
私は私の宇宙の中で腐ったから
あなたたちとは違うって
声を大にして言いたいんだけど
そうでもないかなって
最近思うようになってきた
なんにもよくない
もう一回もう一回で繋いできた
命の価値は空き缶にすらならないから
まだ死ねない
知らない馬鹿がまたなんか吠えている
照らされる画面に向かって顰めっ面になった
わたしが一番くだらないんだけど
心のどこかでその中で
勝ちたいんだって自分がいて
気がついたら被害者ぶってて
小鳥が冷たく吐き捨てる
何もかも捨てたつもりでいたけど
何にも捨てられてないし
何にも大切になんてできてない
あー歌うのもうしんどい
終わりの空気が
ビルの隙間から何度も嘲笑ってきたけれど
私は全然終われてない 終わりたくなんか
朝日が綺麗で
誰も信じなくていいから 私を信じたい
命に意味をつけよう
どんな汚くていいから
もう一回もう一回で繋いできた
あともう一回もう一回
10年後も光って
もう一回もう一回で繋いできた命があって
誰の目にもふれられないけど
生きたい
あともう一回もう一回で繋いできた
命の価値は空き缶にすらならないから
まだ死ねない
Written by: なの小夕子