Songteksten

[Verse 1]
ひとっこひとりいないスーパーで
自動ピアノがジャズを奏でてる
エントランスではフルーツたちが
農薬いっぱい浴びた肌 光らせてる
終わった世界のスーパーで
ピアノがシティ・ポップス
弾いてる でも
株式市場は止まったままで
野菜たちはむすっとむくれてる
だから
白鍵と黒鍵のあいだで
君の指 まだ迷っている
ほんとに出したい音は
[Verse 2]
ひとけのないテレビのスタジオで
透明人間がバラエティ ほら
カメラのなかはバラ色で
日常をクロマキー合成している
次は中継です 戦場で
透明人間が弾け飛ぶ でも
血も肉も肌も透明だから
ミサイル飛び交う
ミクスト・メディアみたい
白鍵と黒鍵のあいだで
黄色い指 またもつれている
ほんとにあげたい声は
[Verse 3]
閉店間際のショッピングモール
館内放送 ヒップホップ 流れたら
買えないものはなにひとつないけど
なんにも買いたくなくなっちゃった
僕ら
二十四時間営業の
ファミリーレストランで
キスをしたあと
二十四時間 一緒にいたね
君の背中に腕からませたけれど
白鍵と黒鍵のあいだで
僕の指 まだ迷っている
ほんとにこれが愛か
唇と唇のあいだで
僕の舌 まだ迷っている
ほんとにこれが愛か
Written by: 松永天馬
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