魔法を使い果たして

光に誘われて走る子供 漂白されていた

あの教科書 濁りながら純粋を知ること

仲間にさえ勝たねばいかぬこと

誰も敵じゃない そう言えたら毎日は素敵じゃない？

風とカーテンのように雨と紫陽花のように

この星で待ち合わせたのに

時々涙ぐむくらい 人を愛せたら未来は変わるだろうか？

僕らは競争している間に忘れてしまった

ただひたすら愛しいと思う気持ちを

進んで欲しいと思ってみたり 戻って欲しいと思ってみたり

行かないで欲しいと縋ってみたりしてみても

連れて行かれる未来

約束をするのは今が千切れていくのが怖いからでぇ

子供みたいに永遠を欲しがる 大人が考えた魔法

寂しい魔法使いになった時 なった時

その時 この朝焼けをぎゅっと絞って ぶどうジュースにできたら

飲み干そう そう できれば君と乾杯して

ゆっくり生きてく意味を味わいながら

人恋しくて 人を恐れて 遠回りしながら人を 人を

時々 涙ぐむくらい人を愛すこと

悲しみなど青春が見せる 一つ一つ一つの顔に過ぎないから君は最後に思い切り笑うのさ