Songteksten

走り去る車の音がしたら 荷物を解こうか
新しい部屋の冷たい床に ぺたり 座りこむ
わたしが置いて来たクレンジングオイル
今ごろ すてましたか
他の子が来たら 使えば だなんて
あなたならそう言うかもね
角のつぶれた煙草のケースと
むき出しで積まれたディスクの山
よごれたあの部屋を出て来たなら
こんなに自由に息が出来る
あなたの居ない この部屋には
塵ひとつ落ちていない
もつれた糸を綺麗に切ったの
もうどこにだって行けるわ
白い壁に ひとりもたれ
段ボールを開けたら
マルボロの残り香が漂い
今夜わたしは泣いてしまう
わたしが問いかけた 言葉の意味は
すぐに忘れていいよ
答えのないまま 抱きしめるなんて
ほんとに弱いひとだった
横に倒れたワインのボトルと
背中を照らすオレンジの灯り
くるしいあの部屋を出て来たなら
こんなに自由に息が出来る
あなたの居ない この部屋には
カーテンもついていない
開け放した窓からの世界
光にあふれてるわ
白い風に ひとり吹かれ
まぶたを閉じたならば
振り返る背中 優しい目に
今夜わたしは泣いてしまう
あなたの居ない この部屋には
塵ひとつ落ちていない
もつれた糸を綺麗に切ったの
もうどこにだって行けるわ
白い壁に ひとりもたれ
段ボールを開けたら
マルボロの残り香が漂い
今夜わたしは泣いてしまう
走り去る車の音がしたら 荷物を解こうか
新しい部屋の冷たい床に ぺたり 座りこむ
Written by: 奥村愛子
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