Credits
AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
ハヌマーン
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
山田 亮一
Komponist:in
Songteksten
丑三つ時 世界で一番低俗な十六インチの虹を照明の代わりにして
俺は感情の赴くまま
帳面に言葉を紡ぎながら暮らしているのさ
退屈な映画におけるテロリストのモッズコートの中にある
切り札の様な言葉を
偶然手に入って何となく大事にしているだけの
ギザギザのついた古い十円玉の様な言葉を
俺は帳面に紡ぎながら暮らしているのさ
あやふやなビートがモンキータウンに響く
若者が何かに夢中になれるのは素晴らしい事だと想うけれども
俺は"ポストロック"なんて云う鈍臭い呼び方が
どーも好きにはなれないって訳よ
昨日と比べて何一つとして変わっちゃいないのに
何故だか妙に自分がノロマになった様な
妙に愚鈍な存在になった様な
錯覚に陥る時はないかい?
例えばそう 動く歩道を降りた後のあの感じさ
例えばそう 白昼堂々 制服姿のまま煙草を喫む高校生と
すれ違った時のあの感じさ 解るだろ?Mr.POP
無差別に夕陽がモンキータウンを包む
こんな気分の時は 只々頭の中を空っぽにして
馬鹿馬鹿しいモータウンビートに合わせて喧騒の中
曖昧に笑っちまうに限るよ
先を急く運輸車が右折時に鳴らす警報
眠らず走ったせいか
ヘッドライトも点けたまんまさ
続け様 喫むシガー
鼓膜には合成樹脂
春風は誰かの ゆるい孤独に吹いている
見慣れたモンキータウン
音速で飛ぶミュージック
転がる暮らしにミュージック
まだ暗い明日にミュージック
世界からビートが無くなれば君はどうなる?
そしたら俺はどうなる?
そしたら彼はどうなる?
どうかしちまうよ
Written by: 山田 亮一