Credits
AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
シェルミィ
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
豹
Texte
凌央
Komponist:in
Songteksten
風車、林檎飴、蟋蟀鳴く夜母は言った
「夜更けの黒猫は笑う」朧月照らす
障子の向こう瞳はじろりぎろり空を描く
三白眼が収めた母は井戸で眠る
黄金色の空落とす林檎飴参道指差す童歌
晩夏の夜に照らす提灯、蛍が導くは浮世道
紫陽花が散る頃、母が漏らした吐息を後に消えた
「月は見ている」染まる地を踏み、私は記憶で嘔吐した
歯型残る首を括る麻縄、濡れた額を撫でる
「この結末はあまりに酷だ」と嘯く
黄金色の空落とす林檎飴参道指差す童歌
晩夏の夜に照らす提灯、蛍が導くは浮世道
ゆらりゆらり提灯揺らす影
能面に隠すは幼き赫う日々
白菊が咲く頃、私は居ない。奇矯な日々を終えた
「月は知ってる」障子の向こう、母はもう居ない
劈く悲鳴、爪先で立つ男は一人嗤う
枯れた紫陽花喰う背後に一月し、林檎飴を拾う
Written by: 凌央, 豹