Paroles

二人歩く 夕暮れの街
他愛のない事 笑いながら
話す君が 握った手が
胸を締め付ける
「夏の匂いがするね」だとか
嬉しそうで どこか寂しそうで
「もう少し あと少しだけ…」
願った あの時のように
見上げた 打ち上げ花火
綺麗だねって 笑い合った
君の隣で
まだ明日だって 明後日だって
触れていたくて
気付いてよって 叫んだって
かき消すように
重ね合わせた 夏の始まり
半歩後ろ 君の左
まだ慣れない 香りも温度も
ふいに見せる その仕草に
目が離せなくて
夜空彩る 花火達が
映る瞳の奥 揺れる影
同じ空を見上げているのに
歪んだ道 歩く独り
違う景色 見てるようで
綺麗だねって 笑い合った
君の隣で
私だけって 聞かせてって
もどかしくて
君が好きで 好きすぎて
止まらないよ
降り続く火花が 照らしてく
側に在るはずの
心が遠く感じてしまう夏
いちご味が 溶けるまでは
覚めない夢をみさせてよ
綺麗だねって 笑い合った
君の隣で
思い募って 苦しくて
恋をしたの
君が好きで 好きすぎて
戻れないの
終わりのない 夏の始まり
Written by: アノエリカ
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