Paroles

夜中おれはキッチンで
ドストエフスキーを読んでいるんだぜ
街が寝静まる頃に
ドストエフスキーを読んでいるんだぜ
ドストの文章は
おれにはすんなり入ってくるんだぜ
夜中ウイスキーのロックで
ドストエフスキーを読んでいるんだぜ
明日仕事場で会う奴らは
そんなこと知る由もないんだぜ
まさかおれが夜中に
ドストエフスキーを読んでいるなんて
そんなにおりこうさんだなんて
Written by: 森島慎之助
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