Paroles
夕焼けのオレンジ色の光を
たっぷり吸い込んで
夜になった今少しずつ吐き出す
粉々になった彗星の欠片を集めて
新しい星を作ってしまおう
少年は仲間たちと
永遠について議論したが答えは出ず
終いには感情のうんこを垂れた
隣に座っていた少女は
何も言わなかった
パタパタとひとり去っていく背中を
見つめながら
海の向こうの国を想像する
少女は俯いたまま走り出した
何か言ったが聞き取れなかった
階段の途中
踊り場の窓を開け
空へ踏み出す
中二階から空へ出る
身体を空へ放つ
星を超えて太陽に重なって
ブラックホールへ向かう
あなたがいない今
あなたに好きだと言う
好きだと思った今この時に
好きだと言う
オレンジ色の光と一緒に
好きだと吐き出す
少女は泣いてくれたのか
永遠の夢を忘れないでいようか
落ちてる紙切れを拾う
記された気持ちを汲む
落ちてる紙切れを拾う
記された言葉を繋げる
落ちてる紙切れを拾い集めて
庭の焚き火に放り込む
落ちてる紙切れを拾い上げた
その瞬間に
あの時の少女の声が聞こえた
Ah Ui Uh
Written by: 鈴木伸明