Créditos
AUSFÜHRENDE KÜNSTLER:INNEN
イチロクオリガミ
Künstler:in
KOMPOSITION UND LIEDTEXT
イチロクオリガミ
Songwriter:in
PRODUKTION UND TECHNIK
イチロクオリガミ
Produzent:in
Letras
もし私に魅力があって
例えば目が大きくて
あとほんの少しだけでも肌が
綺麗だったなら
私はこんなにも一人で
息苦しい思いもせずに
生きていけるのかな
休み時間は息を殺し
トイレも移動教室も
一人の心細さ惨めさに
俯いて歩く
転校生は可愛くて
その色素の薄い瞳は
全てを虜にする
あの子が声をかけてくれる夢を見た
だけど私はもう知っている
あの子に選ばれるだなんて
そんな奇跡は起きないんだ
だから期待の火をすぐ消して
牢獄に沈み込む
灰色に染まって ひっそりとひっそりと
カーテンの隙間から
差し込む光に目を覚ます
外の世界からはしゃいだ子供達の笑い声
時計を見るともう昼過ぎ
私は誰も居なくなった
リビングに降りて青白い画面見てる
灰色で居続けることが出来なくて
どうしてもあそこに居られなかった
私が負けた物はなんだ?
あの場所に張り詰めていた空気は
誰が大声で笑ってもいいか
誰に逆らうと許されないか
そういう権利が予め決まっているかのような
ひたすら眠り続け月日は過ぎてゆく
それでもこんな日々は
私にとっては戦いなんだ
そうだよ
だけど私はもう知っている
あの子に選ばれるだなんて
そんな奇跡は起きなくても
もう一度心に灯りを灯し
あの茶色の綺麗な目を
真っ直ぐに見つめて ゆっくりと
どうしてもここには居られなかった
私が負けた物はきっと
根拠すらない劣等感で
誰でも声を出して笑っていい
ここで生きていけなくたって
どこかでまたきっと誰かと繋がって
どうにかなるでしょう
それではさようなら
Written by: イチロクオリガミ