Letras

二人選んだ 窓辺の花瓶
花を生ければ あふれ落ちる
雫響く 重く低く
君がいない部屋 とても広くて
重なっていく幾重に
君への想いが
目を閉じて 感じる
君がくれた 優しさ
涙こぼれる…
君が写した あの日の写真
そっと触れれば 思い浮かぶ
胸に響く 深く熱く
君がいない部屋 とても暗くて
気付いていないふりした
君との時間が
僕の心 ほどいた
巻き戻せない あの日々
今は遠く…
揺れたカーテン越しに 淡い光が
降り注ぐ 手を伸ばす
左薬指に残る跡が 君がいた証
重なっていく 幾重に
君への想いが
朝靄に 微睡み
溶け落ちていく 底へと
ただ徒に…
Written by: 櫻井宣貴
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