Letras

息を呑んだ 澄んだ緑は
まだ遠くで 静かに揺れる
人を信じ 疲れた僕の
ズレた鼓動 影に飲まれてく
つまらなかった 箱を飛び出し
勇足で 口笛を吹く
海を見たいと 馬鹿を装う
色褪せない 孤独な旅路を
描き上げろ この手で
天泳ぎ仰いで 雲に濡れた
高架下で零れた 消えゆく夏の沫
讃美歌片手に 重ねた指
大袈裟な夢は 確かに青に咲いた
始まりは微かな 雨の匂い
薄らいだ夜空に 透明な明日の息吹
感傷に浸る 余裕もなく
素晴らしい世界に そっと別れを
天泳ぎ仰いで 雲に濡れた
高架下で溢れた 消えゆく僕の灯
讃美歌片手に 重ねた指
大袈裟な夢は 確かに青に爆ぜた
Written by: Surigoma
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