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落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで見るものすべてが溶けて流れる。目をとめたときにはもうとうに後ろ……落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで移ろううちにやがて知る、この千変万化の風景を美しいと。
坂の上が見える、目と鼻の先に。終演を知らせる緞帳のように、青く澄んだ空がゆっくりと降りてくる。この先はもうない。ピークだとわかる。1人乗りのトロッコで上り坂のレールを揺られながら運ばれている。交錯する思いに身を委ねながら坂の上に着いた、その瞬間、真っ逆さまに
落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで見るものすべてが溶けて流れる。目をとめたときにはもうとうに後ろ……落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで移ろううちにやがて知る、この千変万化の風景を美しいと。
乱高下と急旋回、垂直ループにコークスクリュー、重力と無重力、緩急自在で縦横無尽に目まぐるしく駆け巡る軌道はうねり蟠る大蛇のように予測不能、問答無用で翻弄されて至る心境は諸行無常…と思いきやまた3、2、1
落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで見るものすべてが溶けて流れる。目をとめたときにはもうとうに後ろ……落下する音色、加速するビートにふとよぎる冥土、息を呑むスピードで移ろううちにやがて知る、この千変万化の風景を美しいと。
Written by: Kaztake Takeuchi, 小林大吾
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