Kanjyouno Tsubu

退屈な空　気怠く浮かぶ　雲でさえ

ひとつとして　同じものはない

汗をかいた　グラスの中　溢れそうな

感情の粒を　今はかき混ぜないで

またひとりきりの夜が来て　歪な願いを繰り返す

微かに残った感触に　どうしようもなく　戸惑うよ

はかれない想いの重さを　比べる術さえないから

頭の中　もう一度　キスをするんだ

ありのままを　隠さないで　生きることは

奪うことなの　与えることなの

ほんの少しずつ　移ろいゆく　日々の色が

感情の粒を　甘い痛みにしてしまう

またひとりきりの朝が来て　いつも通りに流されても

何処にいたって　誰といたって　大切なものは　ひとつだけ

ずっとこのまま此処にいたら　何も変わらないけれど

かまわないよ　隣で　歩けなくても

またひとりきりの夜が来て　歪な願いを繰り返す

微かに残った感触に　どうしようもなく　戸惑うよ

はかれない想いの重さを　比べる術さえないから

頭の中　もう一度　キスをするんだ