Oshiri Ni Fork

僕と彼女が二人きり　モーテルの部屋の中で

事を済ませた後に　やってきた悲劇

ダブルベッドのシーツの上には赤い血の海

僕はその時彼女に　あの日がやってきたと思い

優しい言葉をかけて　胸にそっと抱き寄せた

だけど　さっきから僕のお尻には引き裂けるような痛み…

誰がお尻にフォークを突き刺したような痛み

その時　冷や汗とともに　赤い血の海の光景が

白黒写真のように　僕の脳裏に浮かんだ

「ゴメンね　それは僕のケツから流れた血なんだ」と

その時彼女に打ち明けられる勇気が僕になくて

でも彼女の顔には書いてある「この血は絶対　彼の血よ」

僕の顔にも書いてある

「血の原因は僕の痔…　僕があの日だ」と…

二人の間の沈黙と　気まずい空気

僕のために赤飯が　今にも出てきそう

沈黙を少しでも　紛らそうと

テレビのスイッチを付けた時

二人の瞳に輝いた痔の薬の宣伝

僕の悲惨なこの立場　君ならどうする　この立場

悪い事はしてないのに　彼女は服を着て

目に涙を浮かべて僕にさようなら…　さようなら…

そして　さようなら…