Hitori Musuko

あなたは 一人息子だからね ここをはなれるわけに いかないんだという そうねと 微笑んだ私は けれど心の中 失うものの数 数えて愛の行方を占う 悲しいけれど一人でいきてゆけるわ うそでいい 何よりもお前が 必要だと 言ったならば 何を捨てても ついていくはずだった 別れの 時だけつらそうな 顔を見せて ずるいわ愛しているなんて 背中を向けたまま立ち去る もう少し歩けば 呼びとめてくれると信じて わざと後ろを向かずに ささいなこととあなたは冷めて言うけど うそでいい 誰よりもお前が 必要だと 言ったならば 何を捨てても ついていくはずだった 愛しているとか やさしさだけでは 世の中うまく くぐれないことは わかっていたのよ うそでいい 何よりもお前が 必要だと 言ったならば 何を捨てても ついていくはずだった 何よりもお前が 必要だと 言ったならば 何を捨てても ついていくはずだった