AsrunDream

長い夜を閉じ込め 夢に誘われるままに

誰もいない部屋から月に祈る

消えかけの灯りの様に

この胸の痛みも小さくなればいい

と呟いた

夜明けの中を手探りで歩いて

光を浴びた貴方の姿が 記憶に焼き付いて

今もここにいる

胸に刻まれた君の微かな

白い記憶は氷の様に

何も残さずに側にいたかも知れない

という影だけを

その影も少しずつ音も立てず

静かに消えていく

無邪気な顔で僕に微笑む

何気ないそんな仕草が

今になれば強がって見せてた

貴方の優しさ

祈ることの儚さに気づいた僕は

貴方に何も出来なくて

胸に刻まれた君の微かな

白い記憶は氷の様に

何も残さずに側にいたかも知れない

という影だけを

胸に刻まれた君の微かな

白い記憶は氷の様に

何も残さずに側にいたかも知れない

という影だけを

その影も少しずつ音も立てず

静かに消えていく

長い夜にもう貴方は見えない